CBP501 免疫着火剤

CBP501は、当社独自のコンセプトに基づき創出された抗がん剤候補化合物です。

臨床試験開始当初は「G2チェックポイント阻害剤」と呼称していましたが、のちにCBP501が多様な細胞機能に関わる蛋白質カルモジュリンに作用していることがわかり、さらに、臨床試験データの詳細な解析と追加的研究の結果、CBP501はがん細胞に直接作用するのみならず、「がん微小環境」「がん免疫」「がん幹細胞」などに関わる広範な作用によって、免疫細胞が少なくがんを攻撃できない免疫コールドながんを免疫ホットにする「免疫着火剤」であることがわかりました。

CBP501+シスプラチン

この作用によって、ニボルマブ(商品名:オプジーボ)など免疫系抗がん剤との併用により薬効を高める効果が期待できます。
これを踏まえて当社は、抗がん剤シスプラチンと免疫系抗がん剤ニボルマブとの3剤併用による臨床試験を進めています。

CBP501臨床開発中の3剤併用