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創薬/Discovery

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CanBasの創薬基盤技術

細胞表現型スクリーニング

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キャンバス独自の創薬アプローチ「大部分の癌細胞の細胞周期(細胞分裂に至る過程)が正常細胞と異なることへの着目」をもとにした創薬プラットフォームを支えるのは、フローサイトメーターという分析装置です。
この分析装置は、生細胞をひとつずつ通過させてレーザー光線を当て、ひとつひとつの細胞の状態を調べることができます。

キャンバスではフローサイトメーターを用いて主にDNA量を測定し、特定の処理をした細胞群が細胞周期(細胞分裂プロセス)のどの段階に分布するかを分析しています。

たとえば、細胞群をシスプラチンやブレオマイシン(DNAに傷をつける作用があります)で処理してから上記の分析をすると、正常細胞群では生きている細胞の大半がG1期またはS期に分布していることがわかります。一方、多くの種類の癌細胞群では、同じ分析をすると、生きている細胞の多くがG2期またはM期に分布します。

キャンバスの創薬基盤技術の1つめの要所は、この分析装置にかける前の処理に関する工夫やノウハウと、分析結果の検討に関する工夫やノウハウです。

化合物の最適化と作用メカニズム解析

キャンバスのスクリーニングにおいては、一般的な分子標的スクリーニング(薬剤の標的となるべき分子をあらかじめ決め、これに対する活性に基づいてスクリーニングする)とは異なり、未知のものも含むさまざまな作用メカニズムの、薬剤候補化合物がまず見出されます。
それらの共通点は、「正常細胞に影響が少なく癌細胞に作用する」化合物であることです。
キャンバスの創薬基盤技術の2つめの要所は、この化合物(キャンバスではこれを「ヒット化合物」と呼んでいます)を獲得してから進められる最適化と作用メカニズム解析です。

(1)最適化
ヒット化合物の分子構造を少しずつ変化させ、初期スクリーニングで獲得した化合物をより最適なもの(抗癌活性の強いもの、癌特異的な作用の強いものなど)に改良する作業です。

(2)作用メカニズム解析
非臨床試験や臨床試験から得られたデータをもとに、その化合物が作用するしくみ(作用メカニズム)を解析する作業です。
作用メカニズムがわかっていることは必ずしも医薬品として開発するための必要条件ではありません。現に、世界中で広く使われているアスピリンは未だ作用メカニズムがはっきりわかっていません。
しかしながら、作用メカニズムの解析は、
・最適化作業へのフィードバックができる
・前臨床試験や臨床試験の設計へのフィードバックができ、成功確率を上げることができる
・提携獲得活動での説得力が増す
などのメリットがあります。
キャンバスでは、自社動物実験施設を含む基礎研究チームが時宜に応じた機動的で柔軟な体制で、ヒット化合物や臨床試験ステージの化合物の作用メカニズム解析に日々臨んでいます。